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様々なバックグラウンドを持ったAI inside メンバーの日々の挑戦、想いなどをお伝えします。
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記事一覧

「どんな帳票でも読み取れる」時代へ。非定型帳票1,000種類をわずか2ヵ月半で実装したAI-OCRの新次元

AI inside が提供するAI-OCRサービス「DX Suite」は大型アップデートを実施し、これまで読み取ることが難しかった「非定型帳票」のデジタル化を強化しました。非定型帳票とは、請求書や健康診断書、設計図面など発行元によってフォーマットが異なり、あらゆるビジネスシーンでやりとりがなされているものです。 従来のAI-OCRでは、非定型帳票を読み取るためには多くの帳票データを収集し、膨大な費用と1ヶ月以上の期間を要する規模で学習させ、AIモデルを個別開発する必要があり

「誰もが使えるAI」のために。理論と実践の架け橋となるAI Lab Unitの挑戦とは

AI inside では、誰もが意識することなくAIの恩恵を受けられる豊かな社会を目指しています。これを実現するためには、AIを実証実験ビジネスで終わらせず、プロダクトとしてすぐに使える状態で提供することが重要です。そのために、プロダクト利用者のニーズにあったAIモデルの開発、安定運用のための基盤、そして継続したモデル改善などが求められます。 AI inside の研究開発組織であるAI Lab Unit、中でもそのエンジニアリングチームは、実証実験に留まらずお客様にすぐに

生成AI・LLMの新時代へ。AI inside が提供する伴走型リスキリングプログラムがユースケースを重視する理由

AI inside は「生成AI・LLMの伴走型リスキリングプログラム」の提供を開始しました。このプログラムは、企業や団体が生成AIを効果的にビジネスに活用するための一環として、顧客課題の解決に繋がる「ユースケース」の創出と、その実装を全面的に支援します。 AIテクノロジーとその事業化に深い知見を持つプロフェッショナル人材が集結した、経営層向けAI実装コンサルティングチーム「InsideX」が伴走。生成AIの概要や適切な活用方法、プロンプトエンジニアリングに関する基礎知識な

「開発期間は4日」開発最前線に立つCEOに聞く、勝つために必要なスピード感とシンプル思考

「Eureka!」 2023年6月21日、午後9時すぎ。AI inside の創業者であり、代表取締役社長CEOの渡久地択は、自身のSNSでそう投稿しました。 ギリシャ語に由来し、かつて偉大な科学者が「何かを発見、発明したことを喜ぶとき」に使った言葉を渡久地が思わず残したのは、AI inside にとって、人間とAIの歴史にとって、まさに感嘆すべき瞬間だったからです。後に発表する新サービスの元となる技術が開発できた時でした。 2023年6月には、生成AI・LLMの研究開

【独占取材】AI×SaaSで「効率化」を考えてはいけないワケ

Primaryの過去特集も読める Primary メンバーシップ 2023年9月より開始しています! *    *    * 世間はいま、生成AI・LLMブームだ。 メディアはChatGPTのプロンプトの書き方、最新のアプリケーション活用法をこぞって取り上げている。 SaaS企業においても、既存サービスとChatGPTを組み合わせ、新たな価値提供を行う取り組みが始まっているが、多くの事例においては、まだ実験段階と言える。 今回、企業データが使えるノートでは「LL

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「真に意味のあるAI」を。AnyData「運用基盤」開発者が描く、IT運用の劇的な変化

データを準備するだけで、AIやITなどに関する高度な知識や技術を新たに習得することなく、AIを自社のビジネスに組み込むことができる。それを叶えるべく、AI inside ではマルチモーダルなAI統合基盤「AnyData」を、2023年6月に提供開始しました。 AnyDataは主に3つの「基盤」から構成され、その中でも「Operating Foundation (運用基盤)」を企画・開発をリードしたのが三谷辰秋です。長年、インフラエンジニアとして運用業務の現場に携わってきた三

先行者ビジネスに魅せられた起業家が考える、「AIの民主化」を実現する3ステップの進め方【MY CAREER STORY】

「誰もが使える世界規模のAIプラットフォーム」の実現を目指すAI inside。そのビジョンを実現するためには、ツールやサービスの磨き込みだけでは不十分です。いかに企業で実装され、自走することができるのか。AIを用いた全社最適や新規事業創出を促し、経営に関するインパクトをもたらせなくてはなりません。 2023年6月に発足した経営層向けAI実装コンサルチーム「InsideX」は、AIテクノロジーとその事業化に深い知見を持つプロフェッショナル人材が結集しました。その一人が西川智

「生きるとは何か」を考え続ける探究家が出会った、AI事業が持つ「楽しみ」と「意義」の両立【MY CAREER STORY】

「誰もが使える世界規模のAIプラットフォーム」の実現を目指すAI inside。今回は、お客様のビジネス課題解決のために「Learning Center Forecast」(現在は「AnyData」に機能統合)の活用提案を行ってきたData Science Unitを率いるManagerの渡辺康仁にインタビュー。彼が考えるAI事業が持つ「楽しみ」と「意義」について聞きました。 ※内容や肩書・所属は記事公開当時のものです。 小学生のときに「生きるとは何か」を考え始めた──ど

社会課題の解決は家族を守るため。苦汁をなめた経験がCROを次世代リーダーの育成に向かわせる【MY CAREER STORY】

「誰もが使える世界規模のAIプラットフォーム」の実現を目指すAI inside。グローバル展開を見据えているからこそ、役員陣にも多彩な実績を持つメンバーがいます。 その一人が、日本アイ・ビー・エムにて執行役員を務め、AIテクノロジーの先駆けともいえる「IBM Watson」を普及させた実績を持つ岡田和敏です。現在はAI inside のビジネスサイドのトップとして、4つのDivisionとCRO OfficeをかかえるBusiness Groupを統括。 岡田の胸にはAI

エンタープライズにさらなる価値提供ができる品質に。若きManagerの挑戦はいつも本質を見つめている【MY CAREER STORY】

「誰もが使える世界規模のAIプラットフォーム」の実現を目指すAI inside。プロダクトを磨き上げることは欠かせませんが、十分なサポート体制があることも、顧客から選ばれるサービスのためにはプラスの価値として働きます。 カスタマーサクセスやサポートを担当するCustomer Experience UnitのManagerを務めているのが髙原楓です。入社わずか1年あまりでのManager就任と、その行動力は社内でも一目置かれる存在です。ある社員から贈られた言葉には「Manag

異色のキャリアで培ったエンジニア経験、AI民主化によって「人類の夏休みを増やしたい」【MY CAREER STORY】

「誰もが使える世界規模のAIプラットフォーム」の実現を目指すAI inside。2022年5月には株式会社aiforce solutions を吸収合併しました。その際には経営陣もAI inside へジョインし、現在はIntelligence UnitのVPとしてAI開発基盤となるプロダクト開発を推進する井上拓真も、その一人です。 エンジニアたちと共にプロダクトを発展へ導く、重要なポジションを務める井上。aiforce solutions でもCTOとして、主要サービスの

「パートナーサクセス ≠ 代理店販売」のマインドで衝撃の引継ぎ挨拶から経営会議同席に至るまで

はじめにはじめまして、AI inside の黒川 (@9ur0kawa) と申します。 これまでのアドベントカレンダーで、パートナーサクセス諸先輩方が非常に勉強になる記事を書かれていたので、若干ネタに困っていますが、パートナービジネスにおける現場感を出来るだけ生々しくお伝えしたいと思います。 先日、弊社パートナー様との定例会で「この前のインタビュー記事読んだよ」というお言葉をいただいていることもあり、パートナー様の視線を感じながら執筆します... この記事は「パートナー

「簿記はきれいな世界だった」数字に天職を見出した彼女が全体最適思想で経営企画を担うまで【MY CAREER STORY】

「誰もが使える世界規模のAIプラットフォーム」の実現を目指すAI inside。事業の拡大を図ることは当然ながらも、言わば“組織拡大の成長痛”とも呼べるものが起こります。人員の増加、急がれる制度設計、煩雑になるシステム、予算の進捗管理……さまざまな観点から対応に当たらねばなりません。そして、それらは往々にして「拾われにくいボール」として社内に点在することも、珍しくないものです。 AI inside の社内表彰で「ボールを拾いにいく積極性」や「チーム力を底上げする推進力」を評

「AIを世界の隅々まで届ける」前人未到の挑戦に本気で取り組むエンジニアが語る、開発環境とマインドセットとは

「世界中の人・物にAIを届け 豊かな未来社会に貢献する」の実現を目指すAI inside。その壮大なミッションのもとに活動する、エンジニアのVP3名による座談会を実施しました。彼らの思い描く未来社会に加え、その実現のための開発環境からマインドセットまで、AI inside のエンジニアが日々考えていることを本音で語ります。 ※内容や肩書・所属は記事公開当時のものです AIを”届ける”。イメージは『攻殻機動隊』の世界!?ー各ユニットの取り組みを教えてください。 Tanak