AI inside が目指す3年後とは、 「All Hands」で経営陣が伝えたこと
8月5日にAI inside は創立から6年を迎え、7年目に突入しました。特に今年に入ってからは、4月にノーコードAI開発サービス「Learning Center」を提供開始し、また人員の拡大や組織体制の変更など、大きく変化し続けています。
そんな環境下において、今一度、AI inside が目指す姿とそのロードマップを社員に共有する場として「Quarterly All Hands」が開催されました。
※内容は記事公開当時のものです
CxOから全社戦略を伝える「Quarterly All Hands」
AI inside では、目的に応じた多様なコミュニケーション機会があり、主なものとして毎週月曜日に全社会が実施されています。CEOから戦略の理解を深めるためのトピックが共有され、情報やマインドをアップデートする機会となっています。
全社会のような既存の機会に加え、全社戦略を体系的に社員へ共有する場として新たに設けられたのが、「Quarterly All Hands」です。AI inside は機動力を高めるための組織体制としてユニット制を採用していますが、各ユニットの活動が全社戦略にどのように紐づいているか、全社の目指す姿に対した進捗や取るべき施策などをCxOから共有するため、開催に至りました。
「3ヵ年計画」でビジョン達成に向けたプロセスを可視化
初開催となる今回の「Quarterly All Hands」では、2021年度から2023年度までのロードマップを示す「3ヵ年計画」が説明されました。この3ヵ年計画は、CxOをはじめとした経営陣だけで作られたものではなく、有志メンバーによって検討が始まり、各グループ・ユニットが連携して作り上げたものです。今回はサービス部分に重点をおき、当社のビジョンである「AI inside X」を達成するための中期的なビジョンやゴールイメージ、また3年間のマイルストーンについて提示されました。
その中で、繰り返し説明されていたのが「Create・Use・Run」の概念です。当社の主軸のサービスとしてAI-OCR機能を持つ「DX Suite」を展開してきましたが、今ではAIを作るための「Learning Center」や動かすための「AI inside Cube」など、お客様がより幅広くAIを活用できるサービスを提供しています。また今後は「Learning Center」で作ったAIアプリや他社のAIサービスを組み合わせワークフローで利用できるAIを使うための「Workflows」も本格展開を控えています。
これらのサービスに加え、今後はAIアプリをシェアするマーケットプレイスを展開し、多くの人がより簡単にAIを活用でき、その恩恵を享受できるプラットフォームを目指します。
今は独立しているように見える各サービスがシームレスにつながることで、今後どのように社会に貢献していくのか、改めてその意義と当社が目指す姿について全体構造が見える化され、社員の理解度が向上する機会となりました。
社員からの質疑応答で解像度を引き上げる
CxOからの説明を受けて、自身が取り組んでいるプロジェクトの進捗や、日頃感じている疑問、危機感など、社員から活発な質疑応答が飛び交いました。また、終了後に行ったアンケートでは、「もっと共有や議論の機会を持ちたい」「1時間では足りない」「マイルストーンごとの会社の位置付けを知りたい」など、前向きな行動につながる感想や質問が多く寄せられました。それぞれのコメントに対し、CxOから今後取り組むことや、検討していること、また前提の考え方など、スプレッドシート上で丁寧に回答することで、相互コミュニケーションが生まれ、3カ年計画の解像度向上に繋がりました。
重要トピックは社内ウェビナーでフォローアップ
また、質疑応答や感想を受けて、1週間後には社内ウェビナー「AI inside Talk 」を実施しました。冒頭はAll Handsの補足や、より理解を深めて欲しいことを中心にCxOから説明があり、その後は社員からの質問を受け付け、カジュアルな雰囲気もありつつ、踏み込んだ質問がでるなど、インタラクティブなコミュニケーション機会となりました。
AI inside Talk の様子
事業や組織が大きく変化していく中で、「なぜやるのか」「何が必要なのか」社員全員で同じ認識を持つことは必要不可欠です。AI inside は2021年下半期も更なる成長に向けて、新しい取り組みを進めていきます。この「Quarterly All Hands」を通じ、CxOから会社の目指す姿がより具体化に共有され、一人一人が何をすべきなのかを考える機会となりました。今後、より一層大きく変化していくAI inside にどうぞご期待ください。