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AI SaaSからAIプラットフォームへ メディア向け説明会の書き起こしを一部公開

2022年2月にメディアの方に向けた説明会を実施しました。今回はどのような背景でこの取り組みを実施し、CEO 渡久地が何を伝えたのか、一部書き起こし形式でお伝えします。

※内容は記事公開当時のものです

事業の進捗や戦略を直接伝える場

メディアの方とは、日頃発信するプレスリリースなどを通じてコミュニケーションをしていますが、CEO 渡久地と対話する時間を設けることで当社理解をさらに深めてもらいたいという想いから開催しました。

今回は「AI SaaSからAIプラットフォームへ」をテーマに、プロダクトのアップデート情報・アライアンス・事例などを戦略・背景とともに、メッセージを伝えていきました。

このテーマは、「AIプラットフォーム」という言葉を使うことによって、AI inside の立場を明らかにしています。AIを組み込んだサービス提供を行う、いわゆるAI SaaS 型のビジネスモデルから、社会インフラを含むAIプラットフォームを提供する立場になるという意思表明です。

また、渡久地からのプレゼンテーションと質疑応答の後には、参加された方とのディスカッションの時間を設けました。社会や企業の動き・関心など色々な側面でコミュニケーションを取りたいという考えから、AI inside のサービスに限らず、世界的なGPU調達難やAI SaaS に関する話題など幅広いテーマについてディスカッションを行いました。

ディスカッションで使用したキーワード

当日お伝えした内容を一部書き起こしていますので、ぜひご覧ください。

AIプラットフォーム戦略について【書き起こし】

ビジネスの戦略的なところについては、我々は以前より「好循環サイクル」を非常に重視してきた会社です。

この右側の図にあるとおり、優れたユーザー体験があれば多くのユーザに選ばれるはずで、多くのユーザは多くのデータを産み、それを学習することでAIがより賢くなっていく。

好循環サイクル

より優れたユーザー体験を提供できるこの循環により成長させることによって、我々は低コスト構造をより作っていくことに努力してます。

例えばパブリッククラウドを使うと高かったりするので、我々で実際にハードウェアも作ってデータセンターも構築して、ソフトウェアの改善などあらゆる努力によって、AIを安く作れて動かせる環境を作り続けてきました。
より安くなることで、より多くのユーザーから選ばれる循環を目指していて、これをすごく大事にしています。

そのためにも「DX Suite」や「Learning Center」で作ったAIを「AI inside Cube」にインプリメントしてすぐ使えるよう、3つの製品をメインにしています。

その上で、今やろうとしているのはAIをシェアするという機能を入れる取り組み最中です。これまでは自分が欲しいAIを作って、自分で作ったものを使うことや、我々が作ったものを使うという世界観でしたが、このAIをシェアするマーケットプレイスができてくることで、誰かが作ったものを我々ではない別の人が使うことができてきます。

当社としては当社が作ったAIを使ってもらうだけだと、対応できる数に限りもあります。ここはただの便利ツールで終わるのではなくてプラットフォームとして作る人と使う人需要と供給というところを喚起して、シェアをして使うことでさまざまな種類のAIの実現ができますし、いろんな社会の問題に対応できていくんだろうと考えています。

AI inside はこれまで、SaaS のプロダクトの提供という会社から、AI開発・運用の内製化により開発された他社のサービスをマーケットに提供できるプラットフォームへと転換していっている最中です。

AIプラットフォームの提供に向けて

AIプラットフォームの提供に向けて新しい経営体制も発表しています。今後のAI inside の成長にぜひご期待ください。

説明会でお伝えした機能アップデートや海外展開の加速については各メディアでもご紹介いただいておりますのでぜひ以下よりご覧ください。(順不同)


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