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12カ国の多国籍メンバーとコラボレーション最大化、バイリンガルコミュニケーターが意識していること

こんにちは、AI inside PRチームのYamasaki です。当社では、2021年4月にバイリンガルコミュニケーターというポジションを新設しました。私は一人目のバイリンガルコミュニケーターとして、日英コミュニケーションを円滑にし、メンバーやユニット間のコラボレーションを最大化することをミッションに日々活動しています。今回は、バイリンガルコミュニケーターとしての役割や意識していること、今後挑戦したいことについてお伝えします。

※内容は記事公開当時のものです

グローバルでNo.1のAIプラットフォームになるために

AI inside は「世界中の人・物にAIを届け、豊かな未来社会に貢献する」ことをミッションに、グローバルNo.1のAIプラットフォームを目指しています。特に2021年からグローバル展開にも注力しており、プロダクトの他言語対応やグローバルパートナーの拡大など、グローバルNo.1へ向けた動きが加速しています。

さまざまなポジションで働く国籍豊かなメンバー

グローバル化に向けた動きは社内でも進んでいます。当社は正社員のうち約20%が外国籍メンバーであり、イギリス・アメリカ・インドなど12カ国のメンバーが、開発・デザイン・営業・経営企画・CSなど様々なポジションで活躍しています。日本に来日しているメンバーもいれば、母国からリモートで勤務しているメンバーもおり、国籍だけでなく働き方も多様です。

バイリンガルコミュニケーターの役割

外国籍メンバーには、日本語・英語ともに話せる方も複数いますが、英語をメインとする方も多いため、社内の日英コミュニケーションの円滑化・組織全体の英語力向上に向けて取り組んでいます。

ミーティングや勉強会での同時通訳

当社では毎週月曜の全社会、四半期に一度のAll Hands、月に複数回開催される勉強会など、全社向けに開催される場が多くあります。このような場で、外国籍メンバーにも伝えるべき内容が伝わるよう、Slackで同時通訳を行っています。これにより、参加者はリアルタイムで発表内容を把握し、インタラクティブに質疑応答に参加できるようになりました。また、ミーティングに参加できなくても、後から遡れば内容を把握することもできます。

また、部門毎に四半期に一度、丸一日かけて各ユニットの戦略や実績の共有、課題解決に向けたディスカッション、ワークショップ、講演などを行うOff Site Meeting が実施されています。このような長時間の場でも、外国籍メンバーが参加する場合は同席しています。

Slackの同時通訳専用チャンネル

社内資料の翻訳

ミーティング等で使用される資料、プロダクトのUI翻訳、Slack投稿や社内規定資料などの翻訳も行っています。資料の投影予定があれば、プレゼンを行う社員へ事前確認を行い、可能な限り日本語・英語両方で資料が展開できるよう準備しています。

日英での対外発信

当社はウェブサイトも他言語化しており、プレスリリースブログLinked inFacebookも英語で発信しています。対外発信は社員にとっても会社の情報を摂取できる材料になります。全社員の会社理解促進に繋げてもらうため、今後も日英発信を続けていきます。

意識している3つのこと

この1年間、バイリンガルコミュニケーターとして取り組んできた中で学び、意識している3つのことをご紹介します。

1.ただ直訳するではなく「超訳」で伝わりやすく

相手に正しく・わかりやすく内容が伝わるよう、会社の戦略や話し手のキャラクターを理解した上で伝えたい意図を捉え「超訳」することを意識しています。話し手が話した通りの内容をそのまま直訳すると、時には話のポイントが伝わりづらいことがあります。この場合、一度自分自身で内容を理解をした上で結論、理由の順番でまとめて伝えるなど、相手が受け取りやすい伝え方をするよう工夫しています。

2.日本独特の文化「本音と建前」はグローバルでは通じない

日本では「本音と建前」を使い分けてコミュニケーションを取ることが多いですが、通訳時は建前ではなく本音の部分も含めて言語化し伝えることを心がけています。Slack上での会話でも、外国籍メンバーが混乱しないよう、建前の意味合いを伝えるシーンもあります。

3.理解を深めるため、次のアクションに繋げるための+α

大事なミーティングやOff Site Meeting など長時間のミーティングでは、当日ディスカッションに参加できるように、事前の資料翻訳はもちろん、時には事前にインプットの場を設けるようにしています。ミーティングが終わった後も、ラップアップの場を設けて内容の整理・補足、ネクストアクションの確認なども必要に応じて行っています。

さらなるダイバーシティに向けて

個人的にはまだまだ通訳レベルの向上や工夫・改善が必要だと感じていますが、バイリンガルコミュニケーターの活動についてメンバーから嬉しいフィードバックが届いています。

・We feel more integrated with the company with the real-time translation of major event. (重要なイベントの同時通訳があることで会社との一体感を以前より感じられている)

・事前すり合わせをしていない状況でも社内アナウンスをささっと翻訳してくれたり、お願い以上に手厚いサポートをして頂き感激です!

今後は、このポジションだからこそ気づくことができる課題を、コミュニケーション面以外でも見つけてアクションを起こしていきたいと考えています。例えば、働き方の観点では、外国籍メンバーと日本人メンバー間で「当たり前の基準」や「仕事の進め方」などに違いがあるため、お互いが気持ちよく働けるための施策を検討中です。その先にはD&I推進や誰もが働きやすい環境づくりに貢献したいと考えています。

また、全社的な英語力向上もバイリンガルコミュニケーターとしてのミッションだと捉えています。グローバルカンパニーになることを目指している以上、ゆくゆくは日本人メンバーも英語でのコミュニケーションを身に付ける必要があります。日本人メンバーが翻訳アプリを活用しながら、外国籍メンバーとSlackで会話している場面は既に多く見受けられますが、更に全社の英語力向上を目指して活動していきたいと思います。

グローバル展開を進める上で、社内のグローバル化に向けた取り組みは今後も発信していきますので、お楽しみに。

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