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創業期の0→1フェーズから“誰もやったことのないこと”に挑み続けて得た成長機会【MY CAREER STORY】

誰もが使えるAIサービスをいち早く提供し、成長を続けてきたAI inside。その環境の中で、事業立ち上げとお客様への導入支援を行ってきた約5年間、自らの成長機会をどのように創出してきたのか、AI市場の変化や今後の展望も交えて、セールス部門の責任者にインタビューしました。

谷 槙太郎(Shintaro Tani)
CRO Office / Create innovation Unit / Manager

2017年6月AI inside 入社。あらゆる情報をデジタルデータ化する「DX Suite」や、エッジコンピュータ「AI inside Cube」事業立ち上げに従事し、「Learning Center」によるAI開発運用基盤の提供などの大型アライアンスを推進。現在はエンタープライズセールスに注力している。

人生が変わるほど密度の濃い5年間

ー 入社されてまもなく5年になりますが、ご自身で感じる変化などはありますか。

大袈裟に感じるかもしれませんが、人生が変わるくらい本当に密度の濃い5年間でした。入社当時は社会人経験の中で大きな実績もなく、何者でもありませんでした。AI inside での複数の事業立ち上げと、エンタープライズセールス及び大型アライアンスを経験してきたこの5年間が自分を大きく変化させてくれたと感じています。

ー ご自身が大きく変化することができた要因とは何だったのでしょうか。

ひとつは「環境」ですね。入社当時、従業員は十数人。プロダクトはなく、あるのは根幹となる技術のみ。最初の営業会議のアジェンダは「売るものないけど、どうしましょうか」でした(笑)「0→1」のフェーズで、なんでもやらざるを得なかった環境に飛び込み、様々な経験を積むことができました。

もうひとつが、その当時、“誰もやったことのないこと”をやり続けてきた「挑戦」です。AI-OCR・エッジコンピュータ・ノーコードAI開発運用基盤など、AI inside は常に新たなプロダクトを生み出し続けています。プロダクトのMVP※1を素早くリリースし、フィードバックに協力してくださるユーザ様の期待に応えるというサイクルを繰り返すことでプロダクトを成長させてきました。

事業やプロダクトの立ち上げ時は曖昧性の高い状況が続きます。ほとんど先行事例もない中、誰もやったことがない課題や過去にない規模の案件を最前線でやり続けてきました。難易度は高いですが、誰もやったことがないことに挑み続けると、最先端のナレッジが蓄積されます。そうすることで次の新たな挑戦の機会に恵まれる、そのサイクルが今に繋がっていると実感しています。

※1 Minimum Viable Productの略、顧客に価値を提供できる最小限のプロダクトのこと。

AIサービスは実証実験から活用・発展のフェーズへ

ー その間、AIサービス市場に変化を感じましたか。

大きく変化したと思います。この5年間で世の中のAIサービスは実証実験を繰り返すフェーズから、実務現場における活用やその先にある発展のフェーズに入ってきました。

私が入社した2017年はAI-OCRサービスの黎明期でした。DX推進を最重要経営課題として掲げ、早期から先端技術導入を検討してきた保険業界や一部の大手企業が積極的な実証実験を行った結果、当時希少な活用事例が生まれました。その事例が基になり、同業界や他業界のお客様へと実証実験着手の波が広がっていきました。

現在は既に数多くのAI-OCR活用事例が存在します。AI-OCRはこの数年で、幅広い業種や規模のユーザ様にご利用いただけるようになりました。中には年間数万から数十万時間の業務時間削減とデータベースの構築を実現し、データを活用した新規ビジネスの立ち上げなど、新たな価値創出に繋げている企業も増えてきています。他のAIサービスも同様に、事例が増え活用・発展のフェーズに移っているものが多いのではないでしょうか。

提供すべきは「ツール」ではなく「企業変革支援」

ー 市場の変化があった一方で、お客様が求めることに変化はありましたか。

ありがたいことに、ご期待いただく領域がとても広くなりました。以前はAI-OCRツール導入による「データ入力業務の削減」という課題解決のご期待のみでした。現在ご相談いただく領域はそこから広がって、物体検知AIモデルを活用した、製造工程の効率化や店舗業務の効率化、さらには営業パーソンのDXソリューション販売教育にまで至ります。これらの変化から、いま私たちが提供すべきはツール提供の枠に留まらない、AIを活用した「企業変革支援」であると捉えています。

ー様々な変化があるなかで、自己成長のために大切していることは何でしょうか。

学びに対する柔軟性を持ち、「自分をアップデートすること」です。AI inside は常に新たなプロダクトや概念の創出に挑戦し続けています。ゆえに技術の仕組みを柔軟に学び、自身のやり方や知識を常にアップデートし続けることがより大切だと思っています。また、私たちはこれから全社的に「Relationship Management」※2という考え方で組織強化を目指しています。私たちが今後提供していく価値の範囲はより広がっていくため、理解するべき領域が増え、難易度が上がっていくことが予想されます。自分をアップデートし続けることは私自身だけでなく、組織としても大切にしていきたい要素です。

※2 会社対会社の関係性をより深め、お客様への提供価値の最大化を目指すこと。

学びを深めることで「機会」を創出する

ー 今後、ご自身として取り組んでいきたいことを教えてください。

これまで私は、AIの専門家ではなかったところから始まり、学びを深めることで「機会」を掴み、それに挑戦することで実績と経験を積んできました。これからも学び続け、より多くの機会に挑戦し続けていきたいですね。

また、このAI inside という組織を、誰かの人生が変わる舞台にしたいと思っています。私自身、本当に多くの機会とサポートに恵まれました。次は誰かにそうなってほしいと思っています。もし今、何者でもないと感じている方でも、数年で変わる機会を提供できる舞台でありたいですね。

ー 今度はご自身だけでなく、誰かにとっても成長機会のある環境を構築されるということですね。

はい。これを実現するには、組織基盤の整備がポイントだと考えています。具体的には、機会を積極的に求める方が機会を得て、成果が評価されやすい環境の整備です。直近で取り入れた新評価制度の運用最適化、個人のキャリアパスの整備、成果が周囲から見えやすく・賞賛されやすい場づくりなど、まだまだ伸びしろはあると思っています。

個人的な想いとしては、次世代のAI人材の育成にも挑戦していきたいです。当社の「Learning Center」はクリックと入力だけで簡単にAIを作れるプロダクトなので、これを活用した「小中学生向けAI開発教室」を開催したいですね。こどもたちにもAIを身近に感じてもらい、自己実現のツールとして「AI」を使ってもらえるような世界観を作っていきたいです。

ー 本日はどうもありがとうございました。

現在当社では一緒に働いてくださる仲間を募集しております。エンタープライズセールス、パートナーグロースにご興味持っていただけた方は、ぜひエントリーお待ちしております。


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