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社内提案から2週間でソリューションが提供できた理由

AI inside では、新型コロナウイルスのワクチン接種の管理業務に対し、自治体が担う業務の効率化、円滑化に貢献するため、AI-OCR「DX Suite」を活用した「ワクチン接種管理業務ソリューション」を提供しています。

「ワクチン接種管理業務ソリューション」は、紙帳票の文字情報の読み取り・データ化を行い、さらにRPAとも組み合わせることで業務負担の軽減と迅速なワクチン接種の管理の実行を可能にするサービスです。(詳しくはこちら:プレスリリース

今回は、このサービスの提供を発案し、周りを巻き込みながら動いたメンバーに、提供に至った背景や想い、AI inside でのやりがいを聞きました。

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Yonekubo
2019年2月にAI inside に入社、現在Enterprise Sales Unitに所属。法人営業担当として大手企業や自治体と直接商談し、多くの実績を残す。特別定額給付金に関連する業務への製品提供も担当し、今回「ワクチン接種管理業務ソリューション」を自ら企画。商談やユーザ様のフォローまで行っている。

一気通貫ソリューションの必要性から企画立案

ー まず「ワクチン接種管理業務ソリューション」について教えてください。
ワクチン接種の対象者には接種券クーポンが配布され、その接種券クーポンを持って医療機関へ接種を受けに行く形です。接種を受ける際には、その日の体調や病歴を予診表に回答し、その予診表に、接種券クーポンと接種したワクチンのロットナンバーのシールが貼り付けられます。

ワクチン接種後に自治体側で発生する業務として、各医療機関から送られてきた予診表から、貼り付けられた接種券クーポンとワクチン情報を抽出し、どなたが・いつ・どのワクチンを接種したかを、データベースで管理する必要があります。その情報を読み取る際にAI-OCRが活躍します。

今回のソリューションの特徴は2点あげられます。

まず、AI-OCRだけでなく周辺サービスも含めて一気通貫でご提供するという点です。今回のソリューションはAI-OCRで読み取りデータ化し、RPAを組み合わせて管理台帳システムへデータを登録するフローとなっています。自治体ごとに業務フローは異なると思いますが、読み取ったデータが正しいかどうかの確認・修正を人が行うケースがあります。その工程で必要となる人員の支援も含めた一気通貫のソリューションを提供しています。

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次に、接種券クーポンに対応する開発を行った点です。予診票に接種券クーポンが斜めに貼られたり、はみ出して貼られたりしてしまっている場合があり、そのような状態であっても情報を読み取れるよう開発する必要がありました。

当社のAI-OCR「DX Suite」は、歪み・傾きの自動補正機能を備えているため、帳票自体が傾いている場合は読取に問題はありませんが、予診表の中に貼り付けてある接種券クーポンのみが傾いているという場合にも対応する必要があります。

本ソリューションは、開発側の連携もあり、接種券クーポンのみが傾いている場合にも対応することができました。

ー なぜこのソリューションを提供すべきだと思いましたか?
ワクチン接種管理業務に関し、前々から自治体やBPO企業の方からご相談いただいていており、ユーザ様のニーズに応えたいという想いがありました。

2020年に給付金に関連する多くの業務も受注していたため、その時の経験を生かし、こういったソリューションをいち早く提供することが世の中のためになると思った事も1つの大きな理由です。

また、給付金業務に関わる中でデータ入力の修正・確認の必要性を強く感じていました。そのため「DX Suite」という製品だけを提供するのではなく、業務自体に一気通貫して対応できるソリューションを提供することが、よりユーザ様のニーズに応える事ができると感じ、人材の支援等も含めたソリューションの提供を我々がやるべきだと思いました。

社内関係者を巻き込み、スピード感を持って最優先で対応

ー 企画立案の過程では、社内でどのように働きかけしましたか?
まず所属長に相談して、営業としてはプロジェクト化すること自体は早く決まりました。

新しい課題を解決するためのソリューションだったので、開発の皆さんにも追加で対応してもらう必要がありました。どうしたら実現できるか、何が必要かを前向きに話し合い、やるとなった時も最優先事項としてお願いしたところ、最速で対応してくれました。

多くの給付金業務に対応した実績もあり、そこでDX Suite を物凄く利用して頂いていたので、営業も開発もこの件に関しては優先的に取り組むべき、という共通見解を持てていたと思います。

ー どのくらいの準備期間で提供開始したのでしょうか?
社内で本格的に動き出して、2週間後にはプレスリリース発表しました。

今回は一気通貫したソリューションにしたいという思いがあったため、RPAとの連携などパートナー企業の方とも一緒に取り組む必要がありました。社内でやることが決定した後は、パートナー企業とのやりとりを担当しているPartner Relation ユニットのメンバーに相談し、すぐに協力頂けそうなパートナー企業との打ち合わせをセッティングしてもらいました。

パートナー企業に提案したところ、いち早く提供したい、社会の役に立ちたいという想いに共感頂き、その場でスキームに合意して一緒にやってくださることが決まりました。その3、4日後には提供開始を発表しています。

ー その時はどのような気持ちでしたか?
概要は合意しましたが、これから決めていかないといけないことも多かったので、合意までたどり着いた達成感というよりは、ちゃんと形にして届けたい気持ちというか、プレッシャーの方が大きかった気がします。

ー 約2週間で発表となるとかなりのスピード感ですね。
各自治体も期間が短い中で探り探り動いている中、ワクチン接種業務のシステムや政府側、自治体側の要件が固まった後に動いていると間に合わないと感じていたのでスピード感は意識しました。そのため内部での情報連携は蜜に行い、また汎用的に対応できるソリューションを意識しながら進めました。

ただ、政府の方針により状況も変化しているので、今回当社が企画したソリューションが各自治体へどれほど貢献できるのか分かりません。一方で我々が先行して動いたからこそ、自治体の対応における選択肢を広げる事ができたと思っており、そこに凄く意味があると思います。我々で貢献できる部分は開発とも連携しながらサービスの形を柔軟に変えて業務を支援していきたいと思います。

お客様の課題から解決策を見い出し、実現できる組織

ー 本件に限らず、普段お客様と関わる際に心掛けていることはありますか?価値を届けられているかどうかを常に意識しています。そのためにお客様側で何が課題で、どういう状態が理想かをしっかり会話するようにしています。そこにリーチできるソリューションの内容を考えていきたいですね。

お客様に選ばれなければ意味はありませんし、選ばれてはじめてスタートラインに立てるのだと思います。

ー 今後、自治体やBPO企業の方など様々な方と関わる上で、展望や思いなどありますか?
事例作りというか、導入の型のようなスキーム作りなど、導入しやすい環境を作っていきたいと思っています。

そのためには、先陣を切って一緒に動いてくれる企業や自治体と実績を作っていくのが大事だと思っています。お客様のニーズに寄り添い、当社側もサービスの形を変えることで安心して導入いただけるような働きかけをすることが、我々には求められていると思いますし、必要になっていると感じています。

ー AI inside は仕事をする上でどのような環境だと思いますか?
自由に働ける雰囲気があると思います。自分がやりたいと思ったことに対して、フラットな視点で捉えて一緒に考えてくれるカルチャーです。自ら提案したものを形にする過程も任せてくれますし、困っている時は手を差し伸べてくれる環境なので、仕事を進めやすいと思います。

変化を恐れない環境、どんどんやってこう、という雰囲気もあると思います。こういった雰囲気は楽しいですし、やりがいに繋がります。


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